株式会社 RKコンサルティング
Registered Kindness Management Consulting Corporation


【私の主張:2010年〜2011年】2010年5月〜2011年3月

【2011年3月15日】
・3月11日14時46分に東北関東大震災が発生した。まず、被害を受けられた被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。また、被災地の一刻も早い復興を心からお祈りいたします。

・当日、川崎駅近くのビル9階でセミナーの講師を行っている時に地震があり、とても立っていられないほどの大きな揺れを感じた。パソコンを押さえながらご出席者の皆様へご自分の安全確保をお願いした。一番危険と感じたのは天井のプロジェクターの真下にいたご出席者であったため、すぐに移動していただいた。セミナー講師は異常時には「ご出席者の安全に配慮する」という重要な役割があることを再認識した。揺れが落ち着いてから館内放送があり非常階段で建物の外に避難した。階段には壁の崩れやひびなどがあり地震の大きさがわかった。電車が止まったため帰宅難民となった。川崎駅の近くのビルが帰宅難民者を受け入れビルを24時間開放してくれた。3時頃には川崎市が配付した災害用毛布で寒さを防げることができた。

・大震災の二次的な影響(物流の混乱、エネルギー不足など)も発生している。特に影響を受けやすい中小企業の皆様には、知り得た的確な情報をタイムリーにお伝えすること、企業からご依頼がある支援に積極的に対応することなど、精一杯ご支援を行っていく。

【2011年3月1日】
・3月3日はひな祭りである。ひな祭りは女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事である。男びな・女びなを中心に人形を飾り、桃の花を飾り白酒などの飲食を楽しむ行事である。ひな人形は、立春(2月4日)を過ぎたころに飾りはじめ、ひな祭りが済んだ翌日には片づけるのが良いとされている。

・ひな人形をなるべく早めにしまうのは、「ひな人形を早くしまわないと嫁に行き遅れる」という迷信によるものだが、「片付けがきちんとできる娘になって欲しい」、「早くおひな様のように幸せになって欲しい」などの親ごころもある。

・子供が小さい時にはひな人形をよく飾ったが、最近はひな人形を飾っていない。ひな人形を飾る目的は、「子供のすこやかな成長を祈る」ことであるため、今月はすこやかに成長している娘を誘って少しオシャレなお店で食事を計画したい。

【2011年2月1日】
・2月3日は節分である。節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、「季節を分ける」ことを意味しているという。節分には豆をまき、まかれた豆を自分の年齢(数え年)だけ食べる。今の年齢より1つ多く(数え年分)食べると体が丈夫になり風邪をひかないという習わしがある。穀物や果実には「邪気を払う霊力」があるとされ、豆をまき豆の霊力によって邪気を追い払うため、「鬼は外、福は内」と鬼に豆をぶつけ一年の無病息災を願う。

・「鰯の頭も信心」といわれるが、節分には鰯の頭を焼いてヒイラギの枝に刺し家の入口に掲げる風習がある。鰯の頭の悪臭で邪気が家に入るのを防ぐという意味がある。また、恵方巻きを静かに食べるという大阪地方の風習もある。恵方とは、歳徳神(方位神の一つでその年の福徳を司る吉神)の在する方位で太巻きを切らずに(切ると福が逃げる)その方位に向かって静かに食べることで福を招き入れるとされている。

・「豆をまく」、「鰯の頭を掲げる」、「恵方巻きを食べる」の機能は何かと考えてみた。私は、最も目的的な機能として「幸福を祈る」と定義づけたい。恵方巻きの文化は近年箱根の山を越えて関東に入ってきているがまだ食べたことがない。今年の恵方は『南南東』とされている。静かに幸福を祈りながら恵方巻きを今年はいただきたいと思う。

【2011年1月1日】
・2011年がスタートした。元日の今日は強い冬型の気圧配置の影響で日本海側を中心に風が強く、鳥取など北陸は大雪となった。東京は天気が良く、穏やかな元日となった。正月といえば料理は、おせち・お雑煮が定番である。

・お雑煮は室町時代にはすでに食べられていて、武士の宴会で必ず一番はじめに酒の肴として振る舞われていた。宴の一番最初に食べる縁起の良い料理で、「雑煮を食べなければ宴がはじまらない」との習わしをもとに、元日にお雑煮を食べるようになったといわれる。お雑煮の餅は、関西が丸餅で東京や寒冷地は角餅を使う傾向にある。角餅は手っ取り早く、数多くつくるために考えられた。汁の味付けは、関西は白味噌仕立てが多く、東日本・西日本(近畿を除く)はすまし汁仕立てが多い。具についてもその土地の産物を工夫して使っている。お雑煮は、その土地の食材を試行錯誤して独自の価値の高い食文化が形成されていった。

・2011年はまだまだ厳しい経営環境が続くため、各企業は自社が持つ技術力などの価値を向上させ、顧客のご要望にあった商品やサービスをご提供する経営活動をさらに活性化しなければならない。このような企業の経営活動を今年もしっかりご支援していく。お雑煮は、「旧年の収穫や無事に感謝し、新年の豊作や家内安全を祈りながら食べる」といわれている。「お腹を満たす」だけでなく、「新年への期待を込める」を思いながら、お雑煮をいただくことにする。

【2010年12月20日】
・今年の漢字は「暑」が選ばれた。日本漢字能力検定協会が公募で選び、京都の清水寺で12月10日に発表された。「暑」が選ばれた理由は、記録的な猛暑の連続で熱中症にかかる人が続出したことなどが理由にあげられている。

・1日の最高気温が35℃以上の日を猛暑日というが、1990年代以降に猛暑となる年が急増して、1994年〜2008年の15年間のうち13年が猛暑年となっている。今年は8月下旬になっても気温が下がらず各地で連続猛暑日記録を更新した。6月〜8月の平均気温は平年比+1.64℃となり、明治31年(1898年)以降の113年間で観測史上最高気温となったため、9月に気象庁が異常気象と認定した。

・猛暑は、偏西風の蛇行や東太平洋でラニーニャ(海水温が低くなる現象)が発生したことが原因と分析され ている。ラニーニャの発生した年は、冬型の気圧配置が強まるため冬は寒さが厳しくなると言われている。「より快適に冬を過ごす」の機能を達成するため、「今年の冬はどんな新たな手段を準備するか」を楽しく発想し、初冬の今からしっかり準備を進めて快適に新年を迎えたい。

【2010年12月1日】
・先月、“映画看板街道”の情報を聞いたため、青梅市にドライブした。青梅街道には、明治・大正・昭和の建物が混然と建ち並んでいる。JR青梅駅近くの駐車場に車を止め散策を行うと、懐かしい映画の看板が目に入った。鞍馬天狗・丹下左膳・フーテンの寅から、ある愛の詩・チザム・真昼の決闘など邦画や洋画の懐かしい看板である。

・青梅の町に今は映画館はないそうだが、青梅に映画館があるころ映画看板を手掛けていた看板絵師が近年描いたものだ。1993年に開催された青梅宿アートフェスティバルで看板絵師が約20年ぶりに映画看板を手掛けたのがきっかけとなり、それ以来、町興しの一環として近隣の大学生も看板絵師を手伝い、現在のような映画看板街道ができあがった。

・『この映画看板の機能は何か』と考えてみた。昔は、「映画を宣伝する」→「映画館へお客様を誘導する」の機能であった。今は、「青梅市に昭和レトロの雰囲気を醸し出す」→「見物客・観光客を集める」→「青梅市を活性化する」の機能になっている。青梅駅から旧青梅街道を歩くと、昭和レトロ商品博物館・青梅赤塚不二夫会館・昭和幻燈館が通り沿いに建っている。3館共通券が700円で購入でき、昭和を満喫できるため、価値の高いお勧めのスポットとなっている。

【2010年11月13日】
・7月に桐生市で開催したVE基礎講座にご出席の皆さんが集まり、『VEクラブ』の名称で会を発足し情報交換を行っている。弊社へVE基礎講座のご依頼をいただいた企業が中心となり、この会を立ち上げていただいた。10月末に『VEクラブ』のVE活動報告会を桐生市で開催することになり、お誘いをいただき出席させていただいた。基礎講座後に、各企業が「どんな活動をされたのか」大変楽しみに報告会へ出席した。

・活動を始めたばかりの企業が多かったが、報告内容はVEの視点を各業務に取り入れ“大変素晴らしい”内容であった。事例報告では、「求人のための出会いの場を提供する新サービス」をVE視点で取り組んでいる事例、「アレルギーを抑える新しい染色技術を開発して新商品化する事業」にVE検討を行っている事例、「自社製造工程の作業精度・時間を大幅に改善できる治工具作製」にVE視点で取り組んでいる事例、「お客様からご依頼をいただいた図面をVE検討しお客様に機能向上・原価低減をご提案して受注を獲得した」事例など大変素晴らしい報告をいろいろお聞きすることができた。

・VE基礎講座はVEの基礎知識をご理解していただき、その手法を実践活動を通して学んでいただく講座である。ご出席者は、「収益性の向上・業務の抜本的な改善・価値ある新商品開発など」の課題解決力の向上を目的にご出席していただいている。VE実践能力の向上や企業でのVE導入・活用のために、VE基礎講座後にVE課題を設定し、“まず実践”していただくことをご推奨している。

【2010年11月3日】
・山梨県甲府市の“とりもつ煮”が大人気となっている。とりもつ煮とは、砂肝・レバー・ハツ・キンカン(生まれる前の卵)をしょう油と砂糖で甘辛く煮たものである。今年の9月に開催された「B-1グランプリin厚木」でB級グルメの祭典に初出場して、ゴールドグランプリ(第1位)を獲得し人気が急上昇している。2008年に「とりもつ煮で甲府を元気に!」の合言葉で甲府市職員有志で結成された「みなさまの縁をとりもつ隊」の普及活動の成果である。

・とりもつ煮は、昭和25年ごろ甲府の老舗そば屋で考案され、甲府のそば屋に広がった。甲府市出身の私は、そば屋にとりもつ煮があるのは当たり前と思っていたが、他県に転勤したときにとりもつ煮は甲府市にしかないことを知った。今、甲府に行くとそば屋に「とりもつ煮あります」の観光客向けの旗が立ち、今までにない光景にびっくりする。

・VE視点でとりもつ煮の普及活動を整理すると、「甲府を元気にする」←「観光客を呼ぶ」←「とりもつ煮を有名にする」←「B-1グランプリに参加する」←「プロジェクトを立ち上げる」と『目的−手段』の関係に機能を整理することができる。過去にグランプリで優勝した「富士宮やきそば」は、静岡県富士宮市の試算では、439億円の経済効果があるとされている。山梨県の関係者が力を合わせて、“温泉ととりもつ煮”・“ワインととりもつ煮”などのように相乗効果を高め、富士宮やきそばを上回る経済効果を出して、甲府や山梨を元気にしていただくことを期待する。

【2010年10月12日】
・今年のノーベル化学賞が鈴木章氏・根岸英一氏に授与される発表があった。受賞は、「パラジウム触媒クロスカップリング反応」で化学合成技術の新たな発明である。これにより、複雑な機能を持つ有機物の合成が可能となった。高血圧・腎臓病の治療薬、液晶材料や有機ELなどの新材料をつくる根幹の技術である。日本人の受賞者はこれで18名(1名海外国籍)となった。国別の受賞者数は、アメリカ(305名)・イギリス(106名)・ドイツ(80名)がトップ3であり、日本(17名)は8位となっている。アジアでは、韓国・ベトナム・ミャンマー・中国(今回)が1名づつ受賞しているが、いずれも平和賞となっている。

・自然科学における発明・発見は、ものづくりに革新を及ぼす。VE視点では、「必要な機能を満足することができる新しい方法・手段が創出され価値を向上すること」である。本受賞は、「有機化合物の炭素同士を結合させる」機能を新しい技術(クロスカップリング反応)で達成したものである。目的の有機物を人工的につくることは難しいとされていたが、ものづくりを革新できる技術が発明された。

・日本はノーベル賞の受賞ではアジアをリードしているが、新聞によると2007年〜2009年の世界の主要学術誌に載った「化学」・「材料」分野の論文数の国別シェアでは中国が20%を占めている。日本は10%以下となっている。この分野においても、中国の勢いを感じる。

【2010年10月1日】
・「羽生さんはすごい!」将棋界の羽生善治王座が王座戦で19連覇を達成した。「普通のプロの感覚より数手早い」という独自の感性で相手玉に迫り、やや苦しいのではといわれた局面から一気に勝利をたぐり寄せたと解説者のコメントがあった。将棋のタイトルは、名人・竜王・王位・王座・棋王・棋聖・王将の7タイトルがあるが、1996年に史上初の七冠独占を達成し、現在も名人・王座・棋聖のタイトルを持つ。さらに、同一タイトルを規定回数以上保持することで得られる永世位も竜王を除くすべてに持つため、永世六冠といわれている。他の棋士が思いつかないような独特な寄せ手順から逆転するため、羽生王座の“ひらめき”は「羽生マジック」と呼ばれ、羽生王座の強みになっている。

・アイデア発想にも、“ひらめき”が重要である。VE実施手順にはアイデア発想のステップがある。アイデア発想技術を駆使して価値の高いモノを生み出すステップであり、いろいろなアイデア発想技法がある。セミナー等でよくご紹介するのがシネクティクス法である。シネクティクス法は、「一見関係ないものを関係づける」という類比のテクニックを用いる。ギリシャ語からきたもので、「異なった、一見関連のない要素を結び付ける」という意味を持つ。このような技法を使いこなし顧客価値を向上できるモノを提供していく。

・今月中旬から、羽生王座と渡辺竜王との竜王戦がはじまる。羽生王座が竜王戦に勝利すると竜王位においても「永世位」を獲得でき、史上初の『永世七冠』達成となる。将棋界の動きからも目が離せない。

【2010年9月1日】
・先月、ご支援させていただいている企業にご訪問させていただいた際に、「改善すべき課題は抽出したがその課題を解決する切り口や改善アイデアが発想できない」とのお話をいただいた。また、他の企業でも同様に、「課題解決のためのアイデアがない、発想できない」とのお話をよくお聞きする。

・改善のためのアイデア発想は容易ではないが、私達の頭の中には無意識のうちにアイデアを阻む関所ができているといわれている。この関所は、「認識の関」、「文化の関」、「感情の関」と呼ばれており、アイデア発想の障害となっている。「認識の関」は、問題の存在に気がつかなかったり、問題を誤って捉えることから生じる障害である。「周囲の状況に惑わされて本当の問題がつかめない」、「自分のつくった条件にしばられる」ことなどから発生している。「文化の関」は、文化レベルの向上や文化社会を支える枠がかえってアイデア発想の障害となることである。「型にはめたい・はまりたいと思う」、「統計をうのみにする」などから発生している。「感情の関」は人間の感情や性格がアイデア発想の障害となることである。「批評家が怖いと感じる」、「一つのことにこだわる」、「特定に人に対して感情的になる」などから発生している。これらの関所を取り除き、自由奔放にアイデアを発想することが必要である。

・VE活動におけるアイデア発想は「機能本位のアイデア発想」である。機能が達成できるアイデアを発想するため、既存の製品や部品を見ながらの「モノ本位のアイデア発想」に比べ、思考を発散できるメリットがある。アイデア発想に行き詰ったご支援先には「機能本位のアイデア発想」をご提案している。

【2010年8月16日】
・8月15日付けの日本経済新聞に「家電大手は国内外で販売する製品の開発・製造コストを引き下げるため基本設計の共通化に乗り出す」という記事があった。各社は海外売上高の拡大を目指しており、けん引役となる新興国でのコスト競争力を高めるねらいだ。地域ごと一から開発すると費用がかさみ価格競争力を高められないため、基本設計を共通化し地域対応は仕様変更にとどめてコストを下げる手法に転換する。

・サムスン電子やLG電子など韓国勢は基本設計を世界共通にして、地域ごとに仕様を変更する手法を早くから採用し価格競争で先行し新興国でのシェアを伸ばしてきた。いわゆるボリュームゾーンへ低価格を武器にシェアを広げている。また、現地の細かいニーズや好みも取り入れ現地の顧客に対して価値の高い商品を提供している。(テング熱を媒介する蚊を超音波で撃退する機能付きのエアコンなど)

・VE5原則の第1原則は、『使用者優先の原則』である。「だれのための商品・サービスか」をしっかり捉えて顧客満足度を向上させる。第2原則は、『機能本位の原則』である。「そのお客様が必要としている機能はなにか」・「何のためにお客様がその商品・サービスを購入されるのか」を機能本位で考える。各地域のお客様のご要望とミスマッチする商品・サービスではシェア向上につながらない。VE推進の必要性を記事を読んで強く感じた。

【2010年8月1日】
・今年のヴァンフォーレ甲府(J2)は強い。山梨県出身のため応援するサッカーチームはヴァンフォーレ甲府である。現在、トップの柏レイソルに勝点が5点差の2位である。昨年は惜しくも4位でJ1へ昇格できなかった。後半戦は熾烈な戦いを行ったが最後に力尽きた。今年はこの勢いで是非J1に昇格して欲しい。

・サッカーをVE視点で機能分析をすると、最上位機能は一体何だろうか?最上位機能とは、その対象(今回はサッカー)が持つ最も目的的な機能である。エアコンであれば『部屋を快適温度にする』、懐中電灯であれば『対象物を照らす』、電話機であれば『音声を送受信する』が最上位機能といえる。

・サッカーの最上位機能は、「勝点を上げる」・「相手チームを打ち負かす」などが考えられるが、私は『ファンを楽しませる』と定義したい。相手チームに勝って、勝点を上げれば、ファンは大喜びする。ファンの一員として、これからもヴァンフォーレ甲府を応援しJ1昇格をともに喜びたい。後半戦も目が離せない!

【2010年7月24日】
・桐生市をはじめ両毛地区などで中小企業と連携して活動し、多くの参加企業を次々と元気にしている会社が群馬県にある。この会社からご依頼をいただき桐生市で「VE基礎講座」を開催した。参加者は、会社経営者も多数出席されて、「現状を打破したい」・「経営活動をもっと効率的に運営したい」・「改善の技術力を高めたい」とVEに対して期待をもって参加された。ご出席者からは「何かを学ぼう!」との強い意志が感じられた。

・実際にVE対象(商品)をVE実施手順に従って機能とコストの改善を進めた。2日間の研修最後に今回テーマにした商品の改善提案が発表された。コストも低減し、さらにお客様の要望を満足する“売れてもうかる商品”が6チームから紹介された。提案内容は素晴らしく実際に商品に展開できるアイデアも多くあった。

・桐生市など両毛地区では近年シャッター通りが増え、町の勢いが低下しているお話が情報交換の際にあった。“地域おこし”のきっかけにも価値が向上できるVE活用を積極的にご提案していく。ご依頼をいただいた会社と連携して継続的に両毛地区でVE普及活動を行う予定である。

【2010年7月7日
・6月18日に新成長戦略が閣議決定された。新成長戦略を「強みを活かす成長分野」(@環境・エネルギー、A健康)、「フロンティアの開拓による成長分野」(Bアジア、C観光・地域活性化)、「成長を支えるプラットフォーム」(D科学・技術・情報通信、E雇用・人材、F金融)として、2020年までに達成すべき目標と、主な施策を中心に方向性を明確にしている。

・7つの戦略分野の第一は“グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略”である。2020年までの目標は、『50兆円超の環境関連新規市場』、『140万人の環境分野の新規雇用』、『日本の民間ベースの技術を活かした世界の温室効果ガス削減量を13億トン以上とすること(日本全体の総排出量に相当)を目標とする』と設定している。

・今後、あらゆる分野でCO2排出量の削減が話題になることは間違いない。単なる経費節約では限界があるため、新技術(その目的が達成でき、かつ省資源・省エネになる別な手段・手法)が必要になってくる。VEは機能的研究により原材料や工数/工程を削減するため、「コスト低減」=「CO2削減」が可能である。CO2削減にVE活用を積極的に提案していく。

【2010年6月15日】
・久々に“感動”した。昨日のサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本がカメルーンに勝利した瞬間、思わず「やった〜」とガッツポーズが出た。熱狂的なサッカーファンではないが、やはり日本が出る世界大会は応援に力が入る。

・“感動”のキーワードで以前に日本VE協会のマーケティング部会でヒット商品を研究したことを思い出した。当時のヒット商品をVE的な視点で調査した。「なぜこの商品・サービスがヒットしたのか」をその商品・サービスの機能的研究を行い要因を整理した。結論は、『顧客への“感動”の提供』であった。相反する機能の同時達成、付加機能の追加、機能の時代適合などの切り口で顧客価値を創造し、「こんな商品・サービス(機能)が欲しかった」と顧客が感動しヒット商品になっていた。

・販売価格は少し高くなっても“感動”の商品・サービスは間違いなく顧客に受け入れられる。VEの得意技である機能的研究法の出番は今後さらに拡大する。

【2010年6月1日】
・中小企業診断協会三多摩支会に「VE研究会」を設立し、2010年4月より活動を開始した。活動の目的は、VEに関する基礎知識や最近のトピックスを学び、また企業における改善事例などを研究し、VEを切り口として企業経営をご支援するためのコンサルティングツール、コンサルティング手法を研究・開発することを目的としている。

・毎月活動を行うが、隔月に外部より講師をお招きして、実践的な改善事例をテーマに講演会を行っている。5月は、大手建機メーカーで長年VE実践を推進している講師をお招きした。当該企業では、全社一丸となって顧客満足度向上と企業収益向上をVE実践によって達成している。営業活動VE、設計・開発VE、CSR活動VEなど経営の諸課題にVEを適用させ、「顧客価値の向上」と「自社の収益向上」を同時に追求している。ご講演は大変参考となる内容であった。

・VEは、「機能」と「コスト」に着目して価値向上する技術であり、経営諸機能の抜本的な改善が可能である。現在の正会員(24名)と楽しく活動を継続し、より具体的・実践的に企業をご支援できるVE技術を確立していきたい。

【2010年5月15日

・大手電機メーカーM社の全社VE大会「特別講演会講師」としてご依頼をいただき、「VE・原価企画の実践活動」の演題で講演をさせていただいた。M社の全社VE大会は各事業部で選考された代表チーム(9チーム)が集まり、VE活動成果の発表を行いトップ3を選考する大会である。

・M社は他の大手電機メーカー同様に1970年代にVE活動を導入した。組織的なVE活動も活発に展開される時期や停滞する時期が発生するが、M社では2006年度よりVE活動の再活性化を行った。特に、原価企画活動へのVE活用を積極的に推進されている。

・「組織的なVE活動を如何に活性化させるか」は、VE推進役やVE推進部門の役割として最も重要な内容ある。「トップの理解が得られない」・「資格取得が目的になっている」など推進上でいろいろな課題があるが、やはり「何のためにVEをやるのか」という社内での意思統一が最も重要と私は考えている。“企業におけるVE活動の目的”を明確化し、その推進手段を工夫することで継続的な活性化を図ることが重要と考える。

【2010年5月1日】

・上海万博が今日から開幕した。昨日、TVで開幕セレモニーを見たが、中国の意気込みや勢いを強く感じた。中国は世界で一番人口(約13億人)が多く、“世界の工場”・“世界最大の消費国”として急発展が期待されている。

・(社)首都圏産業活性化(TAMA)協会のTAMAコーディネータとして、2010年2月〜3月に多摩地区中小企業の海外展開の実態調査を行った。既に海外に展開している企業にヒアリング調査を行い、「海外進出のきっかけ」・「海外進出時に困ったこと」・「今後の海外展開の方針」などを整理した。やはり、「売れるところでつくる」という構図はこれからも急ピッチで拡大する状況である。TAMA協会もアジア地区等への海外展開を、ビジネスマッチングなどのイベントにより支援を強化している。

・VE(バリュー・エンジニアリング)的な視点で、今後の日本企業の生き残り戦略を整理すると、VEの5原則にある「価値向上の原則:V(価値)=F(機能)/C(コスト)」のF(機能)を高める活動が今後特に重要であると思われる。顧客に対して、製品やサービスの価値を向上できるVE技術を活用し現行の商品・サービス・しくみ・システムなどを抜本的に見直す必要を感じている。


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