株式会社 RKコンサルティング
Registered Kindness Management Consulting Corporation


【私の主張:2023年】2023年1月〜2024年1月

【2024年1月24日】
・新型コロナが5類に移行して初めての年末年始となった。年末年始(2023年12月23日〜2024年1月3日)は国内・海外旅行も回復し海外旅行者は58万人と前年比2倍以上となり国内旅行者は2,800万人で国内旅行費は過去最高となる模様である。江戸時代には商家に勤める奉公人たちが正月(旧暦1/15)・盆(旧暦7/15)に休暇をもらって家に帰る休日(藪入り)があった。藪入りの日には主人が奉公人たちに着物・履物・小遣い・手土産などを与えて実家へと送り出した。江戸時代の奉公人は10歳前後から商家に住み込みで働くが休日は年2回の藪入りだけであった。この藪入りが現在の正月休み・盆休みとなり帰省や旅行の行事として受け継がれている。

・この「藪入り」を題材とした人情噺の古典落語がある。噺の概要は3年前に商家へ奉公に出した熊さんの息子の亀吉が始めての藪入りで帰ってくる時のやり取りとなる。前の晩は熊さんは嬉しくってなかなか寝つけない。亀吉が帰ってきたら温っかいご飯・納豆・・を食べさせ、湯に行ってから赤坂・梅島・・に連れて行くとの張り切りようだ。なかなか亀吉が現れずいらいらしている所へ亀吉が帰ってきた。すると亀吉が「めっきりお寒くなりまして、お父っさんもお母っさんもお変わりもございませんで・・」と、一人前のあいさつを始める。嬉しくて熊さんは口も聞けず、涙があふれて亀吉の顔も見えない有様だ。

・亀吉から土産などを受け取った後、熊さんは亀吉を湯に行かせる。その間に女房が亀吉の紙入れの中を見てしまい大金(15円)にびっくり。熊さんは小遣いだろうと言っていたが、女房に多過ぎると言われ、「亀吉のやつ、家に入ってきた時から目つきが悪かった。野郎、やりやがったな」と一気に豹変する。亀吉が帰って来るなり、「そこに座れ、あの金はどうしたんだ。白状しろ」。亀吉が言うには、あの金は病が流行った時、「懸賞付きのねずみ捕り」で当たった15円で、今日までお店で預ってもらっていた金だという。これを聞いて女房が謝る。熊さん 「へ〜え、ねずみの懸賞で当ったのか、うまくやったな。主人、大事にしなよ、チュウ(忠)のおかげだから」というオチになっている。何ごとも早合点は禁物である。


【2023年10月23日】
・藤井聡太七冠(21)が10月11日、王座戦で永瀬拓矢王座に3勝1敗で勝利し「王座」を獲得した。これにより、将棋界初となる前人未到の8大タイトル全冠制覇の偉業を21歳2カ月で成し遂げた。今後はこの八冠をどの位長く維持できるかが見どころとなっている。現在行われているタイトル戦は竜王戦であり同年代棋士の伊藤匠七段(21)と対戦しているが2戦2勝と好調である。藤井竜王と伊藤七段は同学年で小学3年生のときに大会で対戦した間柄である。小さい時から2人とも将棋が大好きだった。

将棋ではないが囲碁が大好きな登場人物が大変面白いやり取りをする「笠碁(かさご)」という落語がある。笠とは柄のない傘のようなかぶりものを指し昔は定番の雨具だった。噺の概要は、店の主と商人は大の囲碁好きで囲碁仲間だったが「待ったなし」で始まった囲碁で「待った待たない」の流れで喧嘩別れしてしまう。時期は梅雨で雨が降ると寂しくって仕方がない店主。商人の方も囲碁を打ちたくて仕方がない様子だが、店には素直に行けないで被り笠をかぶって店の前を行ったり来たり。

「やい、ヘボ!」店主がたまりかねて声をかけて笠を被った商人を呼び込む。それがきっかけとなり、二人は「どっちがヘボか囲碁で勝負しようじゃねえか」と告げるやすぐに仲直りし、「お互い自分が悪かった」と強情っぱりだったことを白状する。店主は嬉しさで碁盤を眺めるが、不思議と碁石が水ににじんでいる。「畜生、屋根から雨が漏ってるじゃねえか」と思ったが、それは商人の被っていた笠のせいであった。「なんだお前さん、笠被りっぱなしか」というおちになっている。何ごとも夢中になることは良いことだかあまり集中しすぎると周りが見えなくなるため注意したい。

【2023年7月17日】
・将棋界では藤井七冠の勢いが止まらない状況である。2023年度の勝率は82.4%(14勝3敗)となっている。叡王戦を菅井竜也八段を相手に3勝1敗で防衛に成功し3連覇を果たした。また初挑戦となった名人戦七番勝負では渡辺明名人を4勝1敗で下し史上最年少20歳10カ月で名人となり、羽生善治九段以来となる七冠も達成した。2016年からの通算勝敗は332勝66敗で83.4%と驚異的な勝率となっている。

・タイトル戦では実力ある棋士と対戦するが、タイトル戦の全成績は56勝14敗で勝率は80.0%となっている。戦型はすべて居飛車(飛車が定位置で戦う形)で、相掛かり(お互いが飛車先を突き合って始まる形)が16勝5敗(76.2%)、角換わり(角を交換した後に駒組みを進める形)が24勝7敗(77.4%)となっている。また、先手番では33勝4敗(89.2%)、後手番でも23勝10敗(69.7%)である。いずれの値もずば抜けた勝率で他の棋士を寄せ付けていない。

・今後の主な対局予定は、7月18日に佐々木七段との棋聖戦第4局(現在:2勝1敗)、7/25〜26日に佐々木七段との王位戦第3局(現在:2勝)、8月4日に豊島九段との王座戦挑戦者決定トーナメント決勝となっている。特に豊島九段との王座戦は史上初めての八冠への挑戦権が決定する対局となるため目が離せない。挑戦権を得ると2023年9月〜10月の五番勝負で永瀬王座と八冠を掛けての対局となる。今年、暗いニュースが多いが是非八冠を獲得し将棋ファンを沸せてほしい。


【2023年4月25日】
・落語で「子はかすがい」という人情噺がある。腕はいいのに酒ばかり飲んで働かない大工の熊五郎が主人公になる。熊五郎は法事の帰りに吉原に遊びに行き、しばらく滞在した後に家に帰る。ついに堪忍袋の緒が切れた女房は、息子の亀吉を連れて家を出てしまう。その後吉原の女郎を後妻にするが、これがとんでもない悪妻でそのうち熊五郎に愛想を尽かして出て行ってしまう。熊五郎は心を入れ替えて真面目に働くようになり数年後には暮らしも楽になった。

・ある日、別れた息子の亀吉に偶然出会う。亀吉に母親のことを聞くと再婚もせず貧しいながら女手一つで頑張っていることがわかった。熊五郎は亀吉に小遣いをやり「明日二人で鰻を食べに行こう」と誘い「俺と会ったことはおっかさんには内緒にしろ」と言い聞かせて別れる。家に帰ったあと、父親からもらったお金が母親に見つかってしまう。「盗んだんじゃないか」と疑った母親は金づちでぶとうとするので、父親からもらったことを白状する。母親は真面目になった熊五郎の話を聞いて嬉しそうな様子だった。

・翌日、熊五郎と亀吉が鰻を食べていると、逢いたくなった母親が鰻屋を訪ねて来る。親子三人水入らずとなったがお互いもじもじとするばかりで会話が成り立たない。亀吉が二人の仲を取り持ち、二人は徐々にお互いの気持ちを打ち明け合う。熊五郎がよりを戻すことを提案し母親も承諾した。子供は夫婦の『かすがい』て言う通りと話していたら、亀吉が「え。あたいがかすがいかい?だから昨日おっかさんがあたいの頭を金づちでぶとうとしたんだ・・」というオチになっている。人(組織)と人(組織)をつなぎとめる『かすがい』の役割は現在の企業活動においても重要となる。


【2023年3月5日】
・北海道から鹿児島までの全国約1,000か所のソメイヨシノについて開花・満開予想を行っている日本気象株式会社(大阪市中央区)は、3月2日に2023年第6回目の桜の開花・満開予想を発表した。 北日本・東日本では平年より早い開花、西日本では平年並みか平年より早めの開花となっている。東京で3月16日頃に開花がスタートし、続いて3月18日頃には横浜、3月19日頃には甲府・高知でも開花する予想で、3月下旬には東日本・西日本の多くの地点で続々と開花していく見込みとなっている。

・なお、ウェザーニューズ(千葉市美浜区)では3月1日に2023年の「第四回桜開花予想」を発表し東京と福岡は3月18日の予想で、その後の各地の開花も多くの地点で平年より早まる予想となっている。日本気象協会(豊島区東池袋)では3月2日に「2023年桜開花予想(第3回)」を発表し福岡と高知で3月14日の予想で東京は3月18日の予想となっている。ウェザーマップ(港区赤坂)では3月2日に今年のさくらは平年より早いところが多くなり東京・福岡は3月17日の予想となっている。

・気象関連の団体・企業の情報をまとめると東京では3月16日〜18日が開花予想となる。開花から7〜8日で満開になるため見どころは3月23日〜26日となり25日(土)・26日(日)の週末はお花見のピークとなる。2023年は旅行や大きなイベントに政府からの自粛要請はないため各地とも通常通りにお花見ができ桜まつりが復活するところが多くなっている。今年は通常のお花見のルールに加えて新型コロナの感染リスク低減を自己管理するが少し気を引き締めて桜の下で一杯やりたいと考えている。


【2023年1月1日】
・御神酒徳利(おみきどっくり)というめでたい古典落語がある。日本橋の旅籠(刈豆屋)では先祖が徳川家から拝領した御神酒徳利を家宝として大事にしていた。年末の大掃除に番頭の善六が家宝の徳利が無造作に置かれていることを見つけ、盗まれては大変と水瓶の中に隠した。善六は自分が隠したことをすっかり忘れ帰宅し家に戻ったところで思い出す。徳利がなくなり店では大騒ぎになっているので今更名乗り出にくい。妻に相談すると妻の父が易者だったことから嘘の占いで乗り切ることを提案した。善六は店に戻ると「そろばんを使った占い(それではパチパチ〜、ここでケタを上げて〜」で徳利を見つけ出し主人は大喜びをする。

・その話を聞いた大阪の商人が自分の主の娘が原因不明の病に臥せっているため善六に占って欲しいと懇願する。結局、善六は大阪に向かうことになる。道中、神奈川の旅籠に泊ったところ宿の中が慌ただしい。侍の巾着が盗まれる事件があり店の主人が取り調べを受けている。善六の「そろばん占い」の話を店の支配人が聞きつけ懇願されたため占わなければならなくなった。善六は逃げ出そうとするがその夜に女中が忍んできて親の病気で魔が差したことを伝えた。善六と女中が相談し占いで隠し場所(裏庭の稲荷の社)を言い当てることとした。ここでも見事に巾着が見つかり善六は大変感謝され礼金も受取り、その礼金の一部を親孝行にと女中に渡した。

・大阪に着くと日本橋の徳利、神奈川宿の巾着と話が大いに盛り上がったため善六への期待も高まった。そもそも嘘の占いのため善六は大変困り時間稼ぎに断食と水行を行った。すると満願の夜の夢枕に神奈川宿の稲荷が現れお前の占いのおかげで社が再建され崇め奉られて出世したと感謝され、娘の病気は屋敷の下に埋められている観音像を掘り出せば直ると告げた。善六がそのことを伝え観音像を掘り出し娘の病気も癒える目途がたった。莫大な礼金を受取り日本橋に立派な旅籠を開いた。「生活もケタ違いに良くなりましたね〜。なんしろ『そろばん占い』ですから」というオチとなっている。今年は紛争もコロナも治まり「ケタ違い」に安全な年になって欲しい。




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