株式会社 RKコンサルティング
Registered Kindness Management Consulting Corporation


  【VE用語】
VE用語(チーム活動と個人の参画形態)
 チーム活動におけるチームと個人(チーム
メンバー)のかかわり方のことをいう。
 用語は、「“チーム活動と個人の参画形態”
良好な場合は、VE活動が活性化され、質の高い
VE成果を実現できる。参画形態としては相互作
用型が望ましい形態である」などで使われている。
 ①接触型:チーム活動において一時的に活動に
かかわるタイプ、②断絶型:チーム活動に積極的
にかかわろうとしないタイプ、③吸収型:チーム
に参加するが積極的に情報を提供しない
タイプ、④付和雷同型:多数意見や強い意見に
引きずられがちなタイプ、⑤相互作用型:知識や
経験を積極的に提供し他の意見も受け入れる
タイプ(このタイプが望ましい)

 VE用語(VE投資倍率)
 
特定のVE対象に対して、VEの適用で得ら
れた年間のコスト低減成果とそのために投入
した費用との比率のことをいう。
 用語は、「“VE投資倍率”は、VE適用に
よる成果を示す指標の一つで、特定対象への
VE適用管理ではチーム活動効率の結果を
評価する指標として活用される」などで使われ
ている。
 計算式は、「VE投資倍率=年間正味節約額
÷VE投資金額」となる。年間正味節約額は、
「単位当り節約額×年間適用数量-経常外
コスト」で算出する。VE投資金額は、「VE
所要工数×メンバー時間当り賃率・経費率」で
算出する。
 
 VE用語(発散思考と収束思考)
 アイデアを評価するときの思考を「収束思考」
といい、経験や知識を活用してアイデアを発想
するときの思考を「発散思考」という。
 用語は、「VE活動では多種多様な解決策を
生み出す“発散思考”と解決策へとまとめていく
“収束思考”をVE実施手順に従って繰返し、
価値の高い最適な代替案を導き出す」などで
使われている。
 代替案作成段階の詳細ステップである具体化
では、利点・欠点の抽出や欠点克服のためのアイ
デアを発想する。アイデアを評価する場合は「収
束思考」で漏れなく欠点を抽出し、「発散思考」
でその欠点を克服するアイデアを発想する。
「収束思考」と「発散思考」は、同時に行わず
ステップに従って、各思考に専念する手順を取る
ことが必要となる。

 VE用語(具体化のサイクル)
 
代替案作成段階の具体化の手順で、利点欠点
分析→欠点克服→洗練化の手順を繰り返し行う
ことをいう。
 
用語は「アイデアは利点だけでなく欠点を
持っているのが普通である。アイデアの利点を
活かし、欠点を克服するために具体化のサイ
クル
によってより価値の高いアイデアに育てる」
などで使われている。
 具体化の過程では欠点を粘り強く克服し、必要
とする機能を確実に果たして、価値が向上する
代替案が得られるまでこのサイクルを実施する。
このサイクルで欠点が克服できないアイデアに
ついては棄却となるが、後日のために技術データ
として記録・保存しておく。

 VE用語(アイデアを阻む関所)
 アイデアを阻む関所とは、「人間の頭の中に
無意識で生じているアイデアの発想を阻害する
思考のこと」である。
 用語は、「アイデアを発想するとき、‟自分の
つくった条件にしばられる”など無意識にアイデア
を阻む関所
ができる。価値の高いアイデアを
発想するために、この関所を取り除く必要が
ある」などで使われている。
 アイデアを阻む関所は、「認識の関」・「文化
の関」・「感情の関」の3つの関がある。
「認識の関」は問題の存在に気がつかない或いは
問題を誤って捉える障害である。「文化の関」は
文化社会の枠にとらわれる障害である。
「感情の関」は人間の感情や性格によって自由
な発想が阻まれる障害である。

 VE用語(実績価値標準)
 実績価値標準とは、「対象となる機能と同じ
機能を果たす実存する手段のコストを調べ、
その中の最低コストを選んで機能評価値のコスト
基準としたもの」である。
 用語は、「‟この機能を達成するために、いくら
のコストをかけるべきか”の値である機能評価値
を設定する評価の方法には実績価値標準
アイデア想定、機能の重要度比較による評価
方法がある」などで使われている。
 機能評価段階の詳細ステップ(機能の評価)で
機能評価値を求める際に活用する評価方法の
一つ。客観性のある機能評価値が求められるが、
情報の収集と内容の整備に努力と時間を要する
という欠点がある。

 VE用語(制約条件)
 制約条件とは、「機能の達成度や達成上の条件
のこと」である。
 用語は、「広義の機能は、サービスあるいは構
成要素のはたらき・目的を名詞+動詞であらわす
“狭義の機能”に加えてその達成度である制約
条件
を含んだ機能をいう」などで使われている。
 制約条件には使用者の要求事項や、設計にお
いて技術上付加するもの、法律・規格などで義務
付けられているものがある。VE実施手順におけ
る機能の評価段階や代替案作成段階における
概略評価、具体化、詳細評価の収束思考
(評価・検討)において活用される。

 VE用語(特有情報)
 
特有情報とは、「利用範囲による情報分類の一
つで、特定の場面や製品・サービスについて特有
の意味をもつ情報のこと」である。
 用語は、「VE実施手順では、基本ステップの
機能定義・機能評価段階で、VE対象の特有情報
を活用し、VE対象の情報収集、機能の定義、
機能の整理の詳細ステップを実施する」などで
使われている。
 VE活動で必要な情報の内容としては、使用面
(使用者、使用目的、要求事項等)、販売面
(セールスポイント、販売要求事項等)、設計面
(仕様:性能・信頼性・保守性・安全性・操作性
等、図面、部品構成等)、調達面(調達先、調達
方法等)、製造面(生産数量、生産能力、製造
工程、作業方法等)、コスト面(部品コスト、
加工コスト等)の情報であり、実践活動で適時に
収集した情報を活用する。

 VE用語(機能分野)
 機能分野とは、「機能系統図において、ある
特定の機能を目的とした場合に、その機能の
下位に従属する機能のまとまりのこと」である。
 用語は、「VEによる価値改善や価値保証
では、機能分野を対象として価値向上が達成
できる代替案を作成する」などで使われている。
 VE実施手順の機能評価と代替案作成の段階で
は、機能分野を対象領域とし機能分野別のコスト
分析や代替案作成などを行う。機能分野はいろい
ろなレベルでとらえることができるが、どの
レベルの機能分野に着目して価値改善や価値
保証を行うか適切に判断することが重要である。

 VE用語(機能評価値)
 
機能評価値とは、「必要な機能の達成に“かける
べき最小コスト”のこと」である。
 用語は、「機能評価値は必要な機能を達成する
ための『コスト目標』となる。この値のことを、
『あるべきコスト』あるいは『最低コスト基準』
などと呼ぶこともある」などで使われている。
 機能評価値を算出する方法として、『実績価値
標準』、『アイデア想定』、『機能の重要度
比較』による評価などがある。実績価値標準は、
対象とする機能と同じ機能を果たす方法のなか
で最小コストを設定する。アイデア想定は、機能
を果たすアイデアを発想しそのなかの最小コスト
を設定する。機能の重要度比較は、各機能の
重要度比率を決めコスト目標を配分して設定する。

 VE用語(VE実施手順)
 VE実施手順とは、「機能的研究をVE対象に
適用する際の具体的なアプローチ手順のこと」
である。
 用語は、「VE実施手順は効果的な問題解決の
ための加工工程のようなものであり、どの基本
ステップも順序を変えたり省略することなく実施
することが重要である」などで使われている。
 VE実施手順の基本ステップは、機能定義・
機能評価・代替案作成の3つの段階で構成される。
機能定義ではVE対象の機能を定義し整理する。
機能評価では機能とコストの関係を分析し必要な
機能と達成すべきコスト目標や改善の優先順位
を設定する。代替案作成では、必要な機能を
目標のコストで達成できる価値の高い代替案を
作成し評価する。

 VE用語(機能系統図)
 
機能系統図とは、「対象テーマの個々の機能の
相互関係を、“目的-手段”の論理に基づいて整理
・体系化した図表のこと」である。
 用語は、「VE実施手順におけるアイデア発想
では機能系統図を活用する。機能系統図の
上位レベルの機能からアイデア発想を行う場合
は価値の高い抜本的な代替案が得られる可能性
が高い」などで使われている。
 VE実施手順の“機能の評価”の詳細ステップで
機能系統図を作成し、その後の各ステップで機能
系統図を活用する。機能評価段階では、機能分野
が明確になるため機能とコストの関係を分析
でき、改善すべき対象分野の優先順位を選定
できる。
代替案作成段階では、機能という観点で設計着想
が理解でき、機能本位のアイデア発想によって
価値の高い代替案を得られる。

 VE用語(機能的研究)
 
機能的研究とは、「機能をもとに問題解決する
VEアプローチのこと」である。
 用語は、『VEの定義』の「VEとは、最低の
ライフサイクル・コストで、必要な機能を確実に
達成するために、製品やサービスの機能的研究
に注ぐ組織的努力である」などで使われている。
 具体的なVEアプローチの方法を手順として
提供しているものが、機能定義・機能評価・代替
案作成からなるVE実施手順である。この手順を
省略することなく確実にステップを進めることに
よって価値ある代替案が創造できる。製品や
サービスを機能という観点で改善できるのか
VEの特徴である。

 VE用語(チーム・デザイン)
 
チームデザインとは、「各分野の専門家を集め
チーム活動すること」である。
 用語は、『VEの5原則』の「第1原則(使用
者優先の原則)、第2原則(機能本位の原則)、
第3原則(創造による変更の原則)、第4原則
チーム・デザインの原則)、第5原則(価値
向上の原則)」などで使われている。
 価値の高い製品やサービスを生み出すための活
動方法であり、VE対象に関連する各分野の専門家
を集結し、VE実施手順の各段階を実施する。
VE活動では関連分野の専門家を集めたチーム
で、それぞれの優れた知識や経験・技術を結集
し、VE実施手順の実践によって価値ある代替案
を生みだす。

 VE用語(ライフサイクル・コスト)
 
ライフサイクルコストとは、「製品の一生にかか
るすべての費用のこと」である。
 用語は、『VEの定義』の「VEとは、最低の
ライフサイクル・コスト
で、必要な機能を確実に
達成するために、製品やサービスの機能的研究
に注ぐ組織的努力である」などで使われている。
 製品が企画、設計から製造され使用・破棄される
までのすべてのコストを指している。VEでは企業
がかけるコストだけではなく、使用者がそれを入手
して使用、保守、破棄するまでのコストである
ライフサイクル・コスト を最低にすることを追求する。




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